【不倫相手と闘い No.4】司法書士を雇う
不倫した側の気持ちは分かり易い。
人の【モノ】である人と恋をするのはドキドキする。
相手がいることもあって、自分のものにしたくてたまらない。
しかし、相手の家族のことを考えれば、不倫なんてしないに越したことはない。
なぜなら、傷つく人がたくさんいるからだ。
一夫多妻制ではない日本
日本という国は、一夫多妻制は法で禁止されている。
何より日本国の六法というのはとても厳しい。
不倫をしたことによる法律違反も事細かに決まっている。
それが不貞行為だ。
不貞行為をするということがなぜこんなにも枷が重いのか。
それは、性行為をすることで妊娠する可能性があるから。
女性というのは、妊娠をして、子供を産み育てることができる。
しかし、日本の古くからの慣わしとしては、子供ができる=結婚というイメージが強い。
イギリスなどでは、結婚はしないけど子供だけは欲しいとフラットな生活もしているようだが、日本ではそれは許されていない。
子供を妊娠すれば、父親は誰で、どう育てていくかが課題となってくる。
不倫というのはその危険性も秘めているので、民法では厳しく取り締まっているのだ。
そうしないと、人と人との揉め事が解決しない。
そのために法律や裁判を行った判例をもとに人の揉め事を解決している。
日本という国はとても真面目な国なんだ。
司法書士との出会い
私はついに慰謝料の請求に踏み出すことにした。
Facebookからの知り合いで司法書士を探すのは容易だった。
それほどに人脈があったからだ。
司法書士の先生に電話をし、予約を取り付け、夫と二人で相談と着手につなげた。
夫は話している間、冷静に今までのことを話した。
私も思っていたこと、感じていたこと経緯を全て話した。
司法書士の先生は快諾してくださり、すぐにでも慰謝料の請求に踏み出してくれた。
あとは相手と相手のご主人がどう出てくるかでまた弁護士を雇わなければならない。
そう思い耽っていた時に、主人は涙ながらに言った。
「ありがとう。救ってくれて。」
夫の涙
なぜ夫が泣くんだろうと思った。
泣きたいのも辛いのも私だった。
けど、夫がなぜか泣いている。
私が司法書士と話している中で、自分がなぜこうなってしまったのかを悟ったようだった。
夫は、長年付き合ってきた不倫相手にマインドコントロールされていたことに。
夫には障害があって、その障害は無くなることはないし、今も治療をしている。
しかし、そんなことは私の結婚生活の支障でもなんでもなかった。
元々障害があろうがその人が好きだったから。
たった3ヶ月しか経っていない結婚生活だが、それ以上に付き合ってきてからというもの、夫のことを嫌いになることはほとんどなかった。
絶望したこともあったし、一度は別れてもいる。
でも、夫が好きなのは変わらなかった。
それほどまでに夫には魅力があるし、とても優しい。
ほっておけないと思った。
私は夫に言った。
「これからが勝負だよ。」
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夫が受けていたマインドコントロールとは
夫の味方ばかりをするつもりもないが、夫には判断力が乏しい時がある。
それが夫の体を蝕んでいる精神障害だ。
夫は自分の体の状況から、結婚なんてできないと思っていたらしい。
さらにいうと一人で死んでいこう、いつ死んでもいいやと思っていたそうだ。
しかし、私という存在ができて、夫は改めて「生きたい」と感じたといった。
でも、私が離れていく恐怖と不安があったとも言った。
私たちはすでにセックスレス化していて、愛を確かめ合うことをしなかった。
というか、その分不倫相手が夫とのセックスを楽しんでいた。
実は少し違和感を感じていたのも嘘ではない。
なぜ私ではダメなんだろう、誘いたくもないのは私が醜くなったせい?と悩んでいた時にこのまま結婚生活を続けていくのは難しいのではないかと感じていたため、少し夫と距離を置いていた。
距離も何も別居状態だったので、夫がうちで休んでいるんだろうと思っていた中、相手と不貞行為を月10回もしていたため、夫も障害から体力はないし、私とする気力はなかったということだと思う。
しかし、そこで疑問があった。
なぜ、彼女と月10日以上も会っていたのか?
それは、彼女が「私がいないとあなたダメでしょ?」と毎日朝から晩まで連絡をしてきたからだ。
頻繁な連絡と言葉による洗脳
洗脳というのは、マインドコントロールの一つで、同じ言葉をその人に繰り返し伝え続けることで、
「そうかもしれない」と思わせることだ。
不倫相手は私の夫にそう伝え続けた。
実際私が夫と距離をあけていて、冷たくしていた時期もあったため、弱った夫はその言葉に
「そうかもしれない」と思ったそうだ。
人というのは追い詰められるとその言葉を信じるようになる。
だから、不倫相手は毎日連絡を朝から晩まで送りつけたり電話で夫を追い詰めた。
私と離婚して欲しかったから。
私との結婚生活をぶち壊して、夫をまた自由の身にして自分との時間に費やさせようとしたかったからだ。
なんて自分勝手な人間なんだろうと思ったが、おそらくそういう人は山ほどいる。
自分が良ければそれでいいなんてことは絶対にないんだ。